最近、ハイレゾ(ハイレゾリューション)音源ってのが流行ってるらしい。
一般的な音楽CD(CD-DA)が16bit/44.1kHzで収録されているのに対して、24bit/96kHz以上の精度で収録された音源をハイレゾ音源と呼ぶらしい。
単に再生するだけなら、マザーボードの内蔵音源(Realtek High Definition Audio)でも192kHzまで対応しているので再生可能。ただ、ノイズが乗ったり、大きな音だと音が割れたりと気になる部分がある。
ということで、お手軽に外付けのUSB音源でネイティブに192kHz再生が可能なものを探してみた。
が、96kHz対応ってのは良くあるけど、192kHz対応となると数があまりなく、あっても高級機種でお値段が張るものが多い。そんな中、”お手軽”にいけそうな製品があった。
中華製ではあるが、1万円以下で192kHz対応のMUSILAND Monitor 01 US。
代理店記載のスペックは以下。↓S/N比:112dB(アナログ)だと思う。
■ 対応サンプリングレート:24bit/44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz
■ ダイナミックレンジ:120dB(アナログ)、140dB(デジタル)
■ S/N比:1120dB(アナログ)、140dB(デジタル)
■ ヘッドホン出力:150mW/RL=300Ω;200mW/RL=100Ω、300mW/RL=32Ω
■ 高調波歪率:0.0001% ■ 周波数特性:20Hz ~ 20KHz +-0dB
■ 電力供給:USBバスパワー(2.0または3.0)
■ 外形寸法:67(W) mm × 103(D) mm × 24(H) mm ■ 重量:140g
■ 材質:アルミ ■ カラー:シルバー
■ 対応OS:Windows XP/Vista/Windows7 ※MacOSには対応しておりません
■入力端子: USB3.0×
■出力端子:・TOSLINK(光デジタル)×1 ・RCAステレオ音声×1 ・3.5mmヘッドホン端子×1
・6.25mmヘッドホン端子×1 ・MU-LINK出力×1
ちなみに、Monitor 01 USはDA変換モデル、Monitor 01 USDはDD変換モデル。
実際に届いたパッケージ。USとUSDで共通のパッケージのようだ。
裏面を確認すると、32Bit/384kHzに対応しているような記述が!?
Monitor 01 US使用32Bit/384kHz数字/模拟转换器
>>Google翻訳
モニター01米国32Bit/384kHzアナログ/デジタル変換器
中華製なのでアヤシイですが、本当に192kHzオーバーで再生できるのかやってみた。
ドライバは代理店のリンクからダウンロードできる「MlCyMon_2.3.0.0_build20120302.exe」を使用。PCとの接続はUSB3.0。foobar2000で設定を済まし、ノルウェーのサイトからハイレゾ音源をダウンロード。
Stereo DXD 24BIT/352.8kHz のヤツをダウンロード。zipファイルを解凍したらwave形式のファイルが出てきたのでfoobar2000で再生。
352800Hzで再生できているようだ。
MUSILANDのツールでも352.8kHzが確認できる。
Monitor 01 USのヘッドフォン端子からVictor HP-RX700につないで、鈍感な耳で聞いてみた感想は、確かにハイレゾというだけあって、音が繊細というか、奏者の息遣いまで聞こえる。プラシーボと言われればそれまでかもしれないが、マザーボードの内蔵音源に比べれば全然イイ(気がする)。1万円以下でお手軽に192kHzオーバーの再生環境ができることを考えるとコストパフォーマンスはかなり高いんじゃないかな。
MUSILAND本家サイトの製品情報は以下。