タイヤの規格には「JATMA規格」「ETRTOスタンダード規格」「ETRTOレインフォースド規格」などがありそれぞれに適正な空気圧を設定する必要があります。
スイスポ純正のタイヤは、ダンロップのSP SPORT MAXXという銘柄です。
スペックは、車の取説に書いてあります。
スペック:195/50R16 84V
タイヤ規格:「JATMA規格」
「JATMA規格」は日本国内のタイヤメーカーが定めた規格になります。国産新車装着タイヤの規格です。
先月、NOKIAN HAKKAPELIITTA R(ノキアン ハッカペリッタR)スタッドレスタイヤに履き替えました。
スペック:195/50R16 88R
タイヤ規格:XL(RFD)⇒「ETRTOレインフォースド規格」
「ETRTOレインフォースド規格」は強化構造のタイヤで通常より空気圧を高めに設定する必要があります。
タイヤが変わったので空気圧も適切な空気圧にする必要があるわけですが、ナンボにすればええねん?ということになります。
まず確認するのが、ロードインデックス(LI)といわれるタイヤ1本で支える事の出来る最大負荷能力を示す指数です。
純正スペックの195/50R16 84Vでいうと84という値。
次に、車の車体に貼ってある指定空気圧のラベルを確認します。
スイスポの車体に貼ってある推奨タイヤ空気圧は、
前輪:210kPa
後輪:190kPa
となっています。
この値を、JATMA規格のLIと空気圧の対応表で確認します。
JATMA(LI対応表)
http://www.yokohamatire.jp/check-de-smile/sp_airpressure/jatma.html
すると、前輪:460、後輪:435という値が得られます。これはタイヤ1本あたり「460kg」「435kg」の重さに耐える事ができる、という事を示しています(負荷能力という)。
純正の負荷能力が分かったので、この値から逆算して、「ETRTOレインフォースド規格」のLIと空気圧の対応表を確認します。
ETRTO(LI対応表)レインフォースド規格
http://www.yokohamatire.jp/check-de-smile/sp_airpressure/etrto_rain.html
ノキアンスペックの195/50R16 88Rでいうと88という値。88の行で「460kg」「435kg」に近いところを見ると、前輪:220~230、後輪:210が適正な空気圧となります。
ということで、タイヤショップで交換してもらったタイヤの空気圧を計ってみました。
前輪:260kPa
後輪:260kPa
となっていました。
適正空気圧からすれば多いかな、とは思いますが、「ETRTOレインフォースド規格」は最大290kPaまでOKです。現状でもフワフワした乗り心地なのでこれより圧を下げるとさらにフワフワ感が増してしまいそうです。なのでこのままにしておきました。
ウダウダ書きましたが結局は乗り心地と操舵性のバランスを考えて空気圧は決めればいいのかなと思います。