TeXとは組版を行うソフトウェアです。最近はTeXに改良を加えたLaTeXが、日本ではpLaTeXが主流です。論文を書くためのソフトと言ってもいいかも。
TeXの特徴
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- 印刷品質がよい(実際に製本などにも使われている)
- PDFをそのまま出力できる
- 特殊な文字が簡単に入れられる(数式とか)
- マウスよりもキーボード主体
- htmlとstylesheetみたいな感覚
- フリー
ワードみたいにマウスでひとつひとつ整えていくのではなく、コマンドできっちり書式指定できます。なので、びみょーに位置がずれていたりとかいうことはないです。また、コマンド一発で目次の出力ができるし目次番号とページ番号も自動で作成されます。
本来ならTeXのインストールは手動でやると大変なのですが、TeXインストーラ3を使えば全部自動でやってくれます。インストーラを起動して「次へ」をクリックしていけばOK。
文章を書くにはWindows付属のメモ帳でも書けますが、エディタを使ったほうがなにかと便利です。
TeXエディタ
いずれも日本語に対応しています。以前はEasyTeXを使用していましたが、今は命令のカラー表示ができるWinShellを使用中です。設定については、http://www.klavis.info/wsinst.html が参考になります。
作成した文章をコンパイルするにはF5キー、結果を見るにはF7キー、PDFを作成するにはF10キーです。
表紙のカスタマイズ
左が標準で右がカスタマイズ後。論文によっては規定のフォーマットがあると思います。スタイルを定義しているのはjarticle.clsというファイルで、これをいじることで表紙のスタイルを変更できます。もしくは、スタイルを定義した別ファイルをインクルードすることもできるので、自分用にmytitle.styというスタイルファイルを作ってみました。基本的にjarticle.clsから必要なところをパクッてきて\renewcommandなどで再定義します。あとは*.texと同じディレクトリに入れて、TeXファイルの最初に\usepackage{mytitle}を付け加えます。