2005年12月18日一覧

TeXで論文を書こう

TeXとは組版を行うソフトウェアです。最近はTeXに改良を加えたLaTeXが、日本ではpLaTeXが主流です。論文を書くためのソフトと言ってもいいかも。

TeXの特徴

    • 印刷品質がよい(実際に製本などにも使われている)
    • PDFをそのまま出力できる
    • 特殊な文字が簡単に入れられる(数式とか)
    • マウスよりもキーボード主体
    • htmlとstylesheetみたいな感覚
    • フリー

ワードみたいにマウスでひとつひとつ整えていくのではなく、コマンドできっちり書式指定できます。なので、びみょーに位置がずれていたりとかいうことはないです。また、コマンド一発で目次の出力ができるし目次番号とページ番号も自動で作成されます。

本来ならTeXのインストールは手動でやると大変なのですが、TeXインストーラ3を使えば全部自動でやってくれます。インストーラを起動して「次へ」をクリックしていけばOK。

文章を書くにはWindows付属のメモ帳でも書けますが、エディタを使ったほうがなにかと便利です。

TeXエディタ

いずれも日本語に対応しています。以前はEasyTeXを使用していましたが、今は命令のカラー表示ができるWinShellを使用中です。設定については、http://www.klavis.info/wsinst.html が参考になります。

作成した文章をコンパイルするにはF5キー、結果を見るにはF7キー、PDFを作成するにはF10キーです。

表紙のカスタマイズ


左が標準で右がカスタマイズ後。論文によっては規定のフォーマットがあると思います。スタイルを定義しているのはjarticle.clsというファイルで、これをいじることで表紙のスタイルを変更できます。もしくは、スタイルを定義した別ファイルをインクルードすることもできるので、自分用にmytitle.styというスタイルファイルを作ってみました。基本的にjarticle.clsから必要なところをパクッてきて\renewcommandなどで再定義します。あとは*.texと同じディレクトリに入れて、TeXファイルの最初に\usepackage{mytitle}を付け加えます。

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