ntpd のバックアップ(No.7)


概要

NTP(Network Time Protocol)サーバの構築。

ntpdでサーバの時間を日本標準時に合わせ、クライアントからサーバの時間に同期できるようにします。

ntpdのインストール

# apt-get install ntp
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
依存情報ツリーを作成しています... 完了
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  ntp
アップグレード: 0 個, 新規インストール: 1 個, 削除: 0 個, 保留: 1 個
1136kB のアーカイブを取得する必要があります。
展開後に 2233kB のディスク容量が追加消費されます。
取得:1 http://updates.vinelinux.org 3.1/i386/main ntp 4.2.0-0vl3 [1136kB]
1136kB を 0s 秒で取得しました (1175kB/s)
変更を適用しています...
Preparing...                ########################################### [100%]
   1:ntp                    ########################################### [100%]
完了

ntp.confの編集

# vi /etc/ntp.conf

以下を # local clock の上の辺りに追加します。

server  ntp1.jst.mfeed.ad.jp
server  ntp2.jst.mfeed.ad.jp

同期するNTPサーバはなるべく近くのサーバがよいみたいです。自分のところは福岡大学が一番近いですが福岡大学のNTPサーバは最近負荷が大きいようですのでmfeedにしました。

時間を合わせる

ntpdは時間が大幅に狂っていると同期しないみたいなので、事前にntpdateで合わせておきます。

# ntpdate ntp1.jst.mfeed.ad.jp
Looking for host ntp1.jst.mfeed.ad.jp and service ntp
host found : ntp1.jst.mfeed.ad.jp
 4 Jun 02:29:19 ntpdate[15677]: adjust time server 210.173.160.27 offset 0.000833 sec

ntpdの起動

# /etc/rc.d/init.d/ntpd start
ntpdを起動中:                                              [  OK  ]

自動起動の設定

# ntsysv

ntpdが起動するようにします。

動作の確認

# ntpq -p
     remote           refid      st t when poll reach   delay   offset  jitter
==============================================================================
 ntp1.jst.mfeed. 210.173.176.4    2 u   59   64    1   31.163    9.948   0.001
 ntp2.jst.mfeed. 210.173.160.86   2 u   58   64    1   31.630   10.090   0.001
 LOCAL(0)        LOCAL(0)        10 l   57   64    1    0.000    0.000   0.001

数分置いてもう一度してみます。

# ntpq -p
     remote           refid      st t when poll reach   delay   offset  jitter
==============================================================================
*ntp1.jst.mfeed. 210.173.176.4    2 u   10   64   37   30.595   41.918  13.125
+ntp2.jst.mfeed. 210.173.160.86   2 u   11  512   37   30.296   25.881  18.182
 LOCAL(0)        LOCAL(0)        10 l    9   64  377    0.000    0.000   0.001

先頭に、*や+が表示されればOKです。

時間が合ったらついでにハードウェアクロックも合わせます。

# hwclock -w
# hwclock;date
2005年06月04日 16時53分23秒  -0.383919 秒
2005年  6月  4日 土曜日 16:53:23 JST

ちなみに、shutdownコマンドを実行してもハードウェアクロックが同期されます。rebootコマンドでは同期されないみたいです。

クライアントの設定

ntp.png

日付と時刻のプロパティ画面でインターネット時刻タブの[サーバー:]にサーバのアドレスを入力します。

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