Solaris9/インストール
Last-modified: 2018-02-03 (土) 09:34:01 (2499d)
Solaris9 インストール †
インストールの種類 †
- 初期インストール
全部まっさらに消して入れる
- アップグレード
以前のシステムの設定やデータなどを維持
※インストール前に要検証
- ちなみに・・・
Solaris10 3/05はSolaris7以降からup可能
Solaris10 1/06はSolaris8以降からup可能
- ちなみに・・・
インストールの方法 †
- WebStart
Solaris2.6から使用可能。ユーザインタフェースにCDEとWebブラウザを利用。初心者向け。512MBのスワップ領域が必要。
- 対話式インストール
従来のインストール方法。細かい設定が可能。大量のスワップを必要としない。
- カスタムJumpStart
あらかじめプロファイル(インストール情報)を作成し、それを元にインストールを進めていく方法。同一システムを多数台インストールする場合に効率的。
- フラッシュインストール
既存システムからイメージファイル(フラッシュアーカイブ)を作成し、これをインストール時に使用する。
動作環境 †
アーキテクチャ | sun4m,sun4d,sun4u,sun4us(Sparc Solaris),i86pc(IA Solaris) |
メモリ | 96MB(128MB以上推奨) |
スワップ | WebStartの場合512MB以上 |
- Sparc (Scalable Processor ARChitecture)・・・SunのRISCプロセッサ
- IA (Intel Architecture)・・・IntelのCISCプロセッサ
Solaris9 CD-ROMの構成 †
Solaris 9 Installation | WebStart用ブートCD-ROM |
Solaris 9 software 1 of 2 | インストールCD1 |
Solaris 9 software 2 of 2 | インストールCD2 |
Solaris 9 Languages | 各国語対応インタフェース |
Solaris 9 Documentation Asian Solaris 9 Documentation European | オンラインドキュメント |
Solaris Software Companion | フリーソフトウェア |
インストールに必要な情報 †
- ホスト名
- IPアドレス
- ネットマスク
- デフォルトルート
- DHCPの有無
- ネームサービスの有無(NIS、NIS+、DNS、LDAP)
ファイルシステムの配置、見積もり †
1つのディスクを複数に分割した領域をUNIXではスライスという。Windowsのパーティションと同じ。
UNIXでは基本的に複数のスライスに分割してインストールする。ファイルサイズが増えるログファイルなどは単独のスライスにすることで、OSへの影響を最小限に抑えることができる。
/(ルート) | ルートディレクトリ |
/var | ログやスプール |
/usr | コマンドやライブラリ |
/opt | サードパーティ製のソフトウェア |
/export/home | ユーザーのホームディレクトリ |
swap | スワップ領域(仮想メモリ) |
各スライス領域は、管理者であれば100%まで利用できるが、一般ユーザは安全のため90%までしか利用できない。
ソフトウェアグループ †
コアシステム | 必要最低限のソフトウェアグループ。Window環境はなし。 |
エンドユーザシステム | コア+Window環境。 |
開発者システム | エンド+開発用ライブラリ、インクルードファイル、マニュアル |
全体ディストリビューション | 開発者+NISやDHCPなど、リリース全体が含まれる。 |
全体+OEMサポート | 全体+サードパーティ製ドライバなど。 |