2007年10月15日一覧

Frieve Audio – MP3を高音質に再生するソフト

MP3などの圧縮された音楽は、圧縮率を稼ぐために人間の耳ではあまり分からないような高音域をカットしてる。カットされる周波数は圧縮率によって変わる。例えば、LAMEで44.1khzの音源を128kbpsで圧縮した場合、16?17khz以上の音はカットされる。人間の耳ではあまり分からないとはいっても分かる人にはわかる。 Frieve Audioは、そのカットされた高域を補正して再生する。

元の音源

補正後 上の図で言うと元の音源は16khzでカットされている。補正された音は約45khzくらいまで出ている。実際人間の耳で聞き取れるのはせいぜい18khz以下なのでそれ以上は無駄でもある。しかし、ブラインドリスニングしてみると違いは分かる。

nForce4での設定例

nForce4のオーディオコーデックはAC97なので出力は96kHzまで対応している。 設定→環境の設定

オーディオ出力
 88200Hz
 96000Hz
 にチェック

リサンプリング(1)
 アップサンプリング
  →88200Hz
   32kで3倍の96k
   48kで2倍の96k
   44.1k(CD)で2倍の88.2k

メイン画面のHSC→ONで高域補間される。 VBRのMP3再生時、CPU負荷はデュアルコアOpteron170(2.7G)で15%前後。

余談

ローパスフィルタ

MP3などの圧縮された音楽は、圧縮率を稼ぐために人間の耳ではあまり分からないような高音域をカットしてる(=ローパスフィルタを通している)。じゃあ、高音域をカットしないで圧縮すればどうなるか?LAMEでは、ローパスフィルタの適用域を調整できる。試してみると分かるが、高音域をカットしないで圧縮した場合、高音域に容量を取られまくって、低中域の音がスカスカになるはず。

サンプリング定理

PCMで記録する場合、倍の周波数で記録すると元のデータに復元できる(というようなことを大学で勉強したような記憶がある)。たとえば、CDの場合44.1khzなので、半分の22.05khzまでの音を復元できる。96kの場合は48kまで。

ほかのソリューション

最近はこういった音質補正をうたった製品が出てきている。


    • デザインも機能も好みなのに、他と比べた時の値段に中々手が出せない・・・ >ケンウッド — Aru 2007-10-16 (火) 23:25:38
    • だよねえ。ipod80Gと比べても2万以上高いからねえ。 — admin 2007-10-21 (日) 12:31:59

スポンサーリンク