PNIV-PII366 は今はもう無き、高木産業(Purpose)PC部門のノートパソコンである。ハードディスクがクラッシュしたので交換することにした。実を言うとこれは2度目で、1度目は保証期間内だったので無償で交換してもらった。しかし、すでに購入して3年近くたっていたので自分で交換することにした。もともと付いていたのは東芝製のMK6412MAT(6.4GB)でキーンというとってもうるさいHDDだった。元々うるさかったのでいつ壊れたのか判らなかった。昨日まで普通に使えていたのに、今日電源を入れるとカコカコ言ってBIOSのPOSTで止まる。
ノートパソコンのHDDは、デスクトップ用とは違い相性が出やすい。実際、このパソコンも古かったのでちゃんと動くか心配だったが、案の定、一筋縄ではいかなかった。実を言うとこのパソコンは台湾のMitacと言うメーカーのOEM品である。高木産業のHPには無い情報もMitacのサイトにはまだあり、BIOS等が残っていたので交換前に最新のR1.14にアップしておいた。スペックを見てみると搭載可能HDDは最大12GBのようである。しかし、何とかなるだろうという気持ちで、何も考えずに購入したのはIBMのTravelstar40GN(40GB)である。交換自体は簡単で、裏のFDDの部分のねじを1本はずすだけでFDDとHDDが外せる(もちろんアダプターとバッテリーは外してから)。装着したら電源を入れてみる。
Auto Detecting IDE Devicese...
進まない・・
やはり駄目なのか・・・
そこでWebで調べてみる(先にやっとけよ!)。調べるとHDDには色々な問題があることがわかった。8GBの壁32GBの壁・・・等など。8GBの壁についてはIBMのツールによって解決できるらしいが、この場合は容量云々の問題ではない。BIOSにさえ認識されないのでそうゆう物は使え無い。こうなるとやはりBIOSをどうにかしなければならない。BIOSをいじってみるが変わりなし。普通なら最新のBIOSの方が良いに決まっているが、最後の手段としてBIOSを換えてみる。ということでMitac"ftp://203.66.161.4/pub/6020/bios/system/"より古いバージョンのR1.13とR1.10をダウンロードして、まずR1.13に入れ替えてみた。だめだった。次に祈る思いで、R1.10に入れ替えてみた。すると、少々時間がかかったが認識した。感動した。トラブルから解決したときの嬉しさといったら・・・(笑)。また、新しいHDDは前のに比べると全然静かでアクセス音が少しするぐらいである。まあ、とりあえず動いたので一件落着。HDDを無駄にせずにすんだ。