■ PCIバスの種類 ■


2004/09/28

PCI

バス幅32ビット。動作周波数33MHz。最大データ転送速度133MB/s。
最新の規格では、バス幅64ビット、66MHz動作で最大533MB/sの高速な仕様も規定されている(サーバ向け)。

PCI-X

PCI-X 1.0で動作周波数が133MHzに引き上げられ、最大データ転送速度は1.06GB/s。PCIの拡張。
PCI-X 2.0で1クロックあたり2〜4回のデータ転送をサポートした。動作周波数は従来どおり133MHzだが、データ転送回数は266MHz(133MHzx2)あるいは533MHz(133MHzx4)動作相当となる。この拡張によって、PCI-Xの最大データ転送速度は4.24GB/s(133MHzx4の場合)。
バス・クロックを上げるにつれて使える拡張スロットの数が減る。PCI-X 2.0は、拡張スロットごとにブリッジ・チップが必要になる。コストがかかるため主にサーバ向け。

PCI Express

最大データ転送速度500Mbytes/s(1レーン)。複数レーンの同時使用による帯域の拡大が可能。PCI Expressを「2レーン」束ねると1Gbytes/s。x2、x4、x8、x16、x32が規格化されている。0.8Vで差動駆動されるシリアル接続。 サーバ、ワークステーション、デスクトップPC、ノートPC、組み込み向け 。

関係

規格名 バス・クロック 動作電圧 スロット数 転送レート 備考 接続方式
32bit 64bit
PCI 2.x 33MHz 5V/3.3V 4本 133Mbytes/s 266Mbytes/s   パラレル
66MHz 5V/3.3V 4本 266Mbytes/s 533Mbytes/s サーバ向け
PCI-X 1.0 66MHz 3.3V 4本 266Mbytes/s 533Mbytes/s
100MHz 3.3V 2本 400Mbytes/s 800Mbytes/s
133MHz 3.3V 1本 533Mbytes/s 1.06Mbytes/s
PCI-X 2.0 133MHz×2 1.5V 1本 1.06Gbytes/s 2.13Gbytes/s
133MHz×4 1.5V 1本 2.13Gbytes/s 4.26Gbytes/s
      レーン 1bit〜16bit    
PCI Express 1.0 2.5GHz 0.8V 1レーン 500Mbytes/s 汎用I/O用 シリアル
4レーン 2Gbytes/s サーバ向け
8レーン 4Gbytes/s
16レーン 8Gbytes/s グラフィックス用

HDDとPCI

HDDとPCI