■ MMX Pemtium 200MHz (P55C)を載せてみた ■


Last update: 2003/08/24

概要

今更って感じですが、DESKPOWER SE (5120D5)に、MMX Pemtium 200MHzを載せてみました。
結論から言うと使えました。しかし、デフォのBIOSではムリなので、AcerのBIOSに更新しています。
本来は、電圧が違うので、下駄を使い電圧を下げる必要があり(MMX Pemtiumはコア電圧2.8V、I/O電圧3.3Vのデュアルボルテージ。それに対してこのFMVは3.38Vか3.52Vのシングルボルテージ)、使うことができません(故障するかもしれない)が、ほとんど使っていないPCだし、古いCPUがワンコインで買える時代になったので実験的に試してみました。ということで、ヤフオクでMMX Pentium 200MHz ヒートシンク付き 400 円を落札しました。ヒートシンク無しだと、100円くらいでありましたが、ファンレスにしたかったのでそれにしました。

取り付け

MMX200

[写真1] MMXとは認識しない

CPU FAN

[写真2] ファンを無理やり取り付けた

取り付け自体は、元からあるやつと交換するだけだが、ジャンパの設定が必要である。今回は、MMX Pentium 200MHzなのでマザーボードに書いてある記述のとおりに、

としてみた。ところが166MHzにしかならない。そこで、JP19-16をいろいろ変えてみたところ、

JP19 JP16 倍率 MHz
1-2 1-2 2.5 166
1-2 2-3 3.0 200
2-3 1-2 2.0 133
2-3 2-3 2.5 166

というのが分かった。JP19,JP16を(1-2,2-3)にしてみたところ、無事200MHzで動作した[写真1]。

注:ジャンパを変更したあと電源を入れると「CPU CLOCK MISSMACH ERROR」と表示されるが、F1キーを押すと起動する。2回目の起動以降、この表示は出てこない。

結果

さすがに、MMXとは認識しなかったが、Windows95が普通に起動した。しかし、ファンレスのせいか、使用中に再起動がかかって常用できない。落札したCPUには、FANが付いていなかった(付けることができない)ので、元の主はそのまま(FANレスで)使っていたはず。なので、やはりそのまま電圧を変えずに、規定外で使ったことで発熱しているのだろう。ヒートシンクを触ってみるとチョー熱い。そこで、元々FMVに付いていたファンをうっぱずして、新しいほうにクリップで無理やり取り付けた[写真2]。
そうすると、再起動することもなく、ヒートシンクを触ってもアレ?ってくらいぜんぜん熱くない。真夏の中(30度以上)、2時間ほどつけっ放しにしたが、今のところ問題はない。

結果として使うことはできたが、はっきり言って体感的には変化無い。