スーパーファミコン(SFC)のパッドをUSBに改造して、パソコンで使えるようにする企画。今まで、980円のUSBパッドを使っていたが、でかいしボタンの反応も悪い。スーファミのパッドはコンパクトで手になじむ。ちょうどボタン数が一緒なので、できるんじゃないかな?ということで挑戦してみた。
今回は、USBパッドのUSBコントローラチップ部分およびインタフェースだけがほしいので、その部分を切り取り、SFCパッドに内蔵する。具体的には、SFCパッドのチップを取り除き、各ボタンの配線をUSBコントローラチップにつなぎかえる。
半田ごて、半田吸い取り線、ドライバ、はさみ、カッター、ペンチ、ニッパー、テープ、テスター(持ってないので豆電球を使用した)
USBパッドをパソコンに刺して、WinXPだとコントロールパネルのゲームコントローラでプロパティを押すとテストできる。そこで、各ボタンの対応関係をメモる。どのボタンが何番なのか。
今回使ったのは1990年製で一番初期のものと思われる。製造時期によって基盤の配線は異なるかもしれない。
真ん中にICAとICBの二つのチップがある。このチップを外す。チップの足をニッパーで切る。無理やり引き剥がすと基盤のパターンまではげてしまうので注意(やってしまいました…)。
チップの足(があった部分)をたどって、それぞれどのボタンにつながっているかメモる。太い線はGND。白い部分は橋のようになっていて見えないが、後ろから光を当てると見える。
必要な部分のみ
ICA | ICB |
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裏面のコネクタをつなぐ部分は使わないので、多分邪魔になると思うのでCN1の部分を半田で溶かして取り去る。
このパッド、よく見ると割れてたのでリード線で修復した。パターンをマイナスドライバで削ると導線が見えてくるのでそこにリード線を半田付けする。テスタで導通を確認する。
真ん中の半田の列とSFCパッドのボタンをつなぐようにしたいので、基盤を見て半田の列と各ボタンの配線をメモる。このUSBパッドの場合だと、緑の部分が導線で深緑の部分が絶縁。周りの広い緑のエリアはGND。
きっちりメモったら、必要な部分を切断する。チップやコンデンサー、インタフェース部分などはすべて必要なのでそれらを残して、切り取る部分に線を引く。周りのGND部分に注意する。SFCパッドに内蔵するので、入る大きさにする。ある程度決まったら、はさみやカッター、ニッパーなどを駆使して切る。無理にやると基盤が割れてしまうので注意。
コネクタ部分はSFCパッドに内蔵したとき当たってしまうので取り去り、半田でケーブルを直付けする。コンデンサーなどは寝かせて、あたらないように適宜調整する。
まず、SFCパッドにさっきメモったメモを見ながらリード線を半田付けする。リード線は約10センチあればよい。このとき、左図のようにするとセレクト・スタートボタンが置けないので、右図のようにする(やってしまいました…)。
つづいて、USBパッドにさっきメモったメモを見ながらリード線を半田付けする。ボタンの対応関係を考えて配線する。Aボタンをどれにするとか。
接続し終わったら、パソコンにUSBケーブルを刺してみてきちんと動くか確認する。WinXPだとコントロールパネルのゲームコントローラでプロパティを押すとテストできる。もちろん、中身はUSBのゲームパッドなので「SANWA USB GAMEPAD」と表示される。
ふたが閉まらず苦労した。線が多いのでパッドに内蔵すると言うことをよ〜くかんがえよ〜