■ HDDを交換した ■


2003/09/22

Seagate U10 ST310212A 10.2GB

Seagate U10 ST310212A

このFMVは8GBまでしか認識しないので、FDISKで全領域を指定すると起動できなくなってしまう。こうなると、HDDを外さない限り、FDでも起動できなくなる。なので、別のPCで領域を削除した後、改めて余裕を持たせ、5GBで領域確保した。無事起動し、Windowsもインストールできた。しかし、少しは速くなっているだろうと思ったが8MB/sと遅い。マザーボード上のHDDコントローラがタコだからだろう。それにPIOにしか対応していない。ST310212Aは20MB/sは出るはず。

ATA/100インターフェースデバイスIFC-AT100

IFC-AT100

そこで、メルコのATA/100インターフェースデバイスIFC-AT100を手に入れた。これなら、容量も速度も解決できるハズだ。期待を込めて装着。HDDも無事、全容量認識した。ところが、である。OSをインストール後、再起動をかけると、何故かIFC-AT100をBIOSが認識してくれなくなる。普通だったらBIOS POSTが終わると、IFC-AT100を読みに行くはずであるが、読みに行かず、「起動ドライブがないよ」と言われる。仕方なく、電源を切ってもう一度点けると、今度は読みに行った。どうも、このパソコンは再起動時に完全にリセットがかかっていないようである。しかし、再起動するのにわざわざ電源を切らなくてはいけないってのはめんどくさい。解決策を探るべく、IFC-AT100の基盤をよく見ると、チップにHighPointのHPT370が使われているのがわかった。 それならば、HighPoint製HPT370のドライバが使えるのでは?と思い、早速ダウンロードしてインストールしてみた。ビンゴ!!再起動しても、ちゃんと認識してくれた。しかし、OS上のドライバを変えただけでBIOSの振る舞いが変わるというのは不思議な現象だった。逆ならありえるけど・・このパソコン、やっぱりオカシイ。その後、HPのドライバが使えるのなら、と調子に乗ってBIOSも更新してみたところ、なんとあっさり成功した。それもRAID機能までついた(使うことはないだろうが)。このボードの中身はHighPointのRAIDデバイスになったわけだ。早速、ベンチを取ると無残にも装着前より遅い。Read、Writeとも3MB/sちょっとしか出てない。

この点に関して、Webで調べたところ、このパソコンはBIOSに隠し設定があり、それを有効にすることで本来の性能が出るらしい。そのやり方は、BIOS設定画面でF4キーを押し、Advanced System Configurationを選択する。そうすると、ページ数が4ページまで増えてるはずである。そして、PCI to Main Memory Read BufferとPCI to Main Memory Write Bufferを有効にすることで、HDDのパフォーマンスがあがる。実際に設定してみたところ、20MB/s近く出た。これでようやく本来のスピードが出たわけである。が、しかしである。この設定を有効にしていると、しょっちゅうフリーズするのである。なんとかフリーズせずにベンチまでは取れたが、 はっきり言って使いもんにならん。
ベンチマーク結果

結論

BIOS設定を有効にすることはできず、そのためATA/100インターフェースデバイスも本来の性能を発揮することができない。結局HDDはオンボードに挿すことにした。